スカルプシャンプー登場の背景
最近スカルプケアシャンプーがにわかに注目を集めています。スカルプ(scalp)とは「人間の頭皮」という意味で、一般にスカルプケアシャンプーとは、頭皮の皮脂や老廃物を除去する目的の専用シャンプーとなっています。
今や髪に悩みを抱える人は国内で男女問わず1,290万人もいるとされており、更にその数は増加しているのが現状です。特にその中でも多い悩みが、「薄毛」、「抜け毛」となっており、対策用品には潜在的な需要があったのです。
抜け毛は季節の変わり目に起こりやすいとされ、夏の紫外線による影響が、秋になって抜け毛や頭皮トラブルとして現れるようです。
毎年、薄毛率を調査しているアデランスによれば、日本の成人男性薄毛率は25%を超え、成人男性の約4人に1人が薄毛の状態だとされているので、まさに人ごとではありません。
そこで対策として、髪の基礎となる頭皮環境に合ったケアを行って頭皮を健康に整えることが大切となります。ケアがしっかり行われていれば髪の毛は健全に育ちます。髪の成長を促すには頭皮を健康に保つことが第一で、そうなるとシャンプーということになりますが、実はシャンプーは髪を洗うためだけのものではなく、頭皮を洗うことも重要な目的となっています。
間違えやすいのが、洗髪時に髪の汚れと頭皮の皮脂を落とそうとするあまり、指先に力を入れてゴシゴシとこすり過ぎることです。これは逆に頭皮を傷つけて、抜け毛の原因にもなるので注意が必要です。こうした中で、特に育毛に特化して開発されたのがスカルプシャンプーというタイプの製品というわけです。